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総理大臣杯1回戦を迎えるにあたり、選手のご家族、大学関係者、サッカー部に関わる皆様へ
本日、何とか総理大臣杯1回戦を迎えられそうです。3回目の全国の舞台となりますが、今回はこれまでとは違い(昨年は総理大臣杯自体が中止となりました)、競技のことにだけ集中すればよい状況ではありません。一昨日、緊急事態宣言が発出されている茨城県へ入り、現地で2日間調整を行いました(昨日はさらに豪雨でした…)。北信越地区、そして大学を代表して出場させていただくからには、当然現地でもできる限りの感染症対策、個別部屋の用意と行き来の禁止、毎日の体調のチェック等を行いながら、何とか無事に試合を迎えられるよう準備をしてきました(選手にはいつも話をしているのですが、これも含めて「サッカー」です)。そもそも、このような状況下で出場してよいのか(チームを預かる者の責任として選手を連れていってよいのか)、そのリスクも考えました。そして大会自体を開催していただけるのか、直前まで不安もありました。このような状況ですので、いろいろなご意見があることも当然のことと思います。その気持ちは、選手(そしてスタッフも)を送り出すご家族も同じだろうと思います感染状況が悪化し始めて以降、こうしたことを考えない日はありませんでしたが、それでも「行かない」という選択肢をこちらからとることはないだろうと思っていました。
部員たちは、「松本大学でサッカーがしたい」と、数ある大学の中から松本大学を選んで全国から集ってきています。彼らは入学(早い選手は入学前の春休み)から卒業前までのほぼ4年間、週6日をサッカーに費やしています。(授業は休むことはあっても苦笑、)部活を休むことはめったにありません。大学4年間の部活動を通して、辛いことや理不尽なこと、様々な葛藤の中で競技と向き合いながら、人生を生きていくための姿勢を身につけていくのだと思っています。彼らは一度しかない大学生活、そして人生の中で松本大学サッカー部を選び、今日の一戦を戦うためにエネルギーを注いできています。選手、その中でも特に4年生が完全燃焼できることだけを願い、まずは1回戦突破を目指して戦いたいと思います。
なお、特に選手やスタッフのご家族にはご心配をおかけしていると思いますが、ご理解をいただけると幸いです。また大会後、同居家族のいるスタッフ・選手はチームでホテルを用意し、一人暮らしの選手は自室で3日間の自主隔離を行い、大会後の体調の管理をいたします(また、大会側からも3日間の体調管理の報告を求められております)。
試合は17時30分キックオフ、無観客試合となりますが配信がございます。是非ともご声援をよろしくお願いいたします。
松本大学部長兼監督 齊藤 茂